整う夏の食養生「玉ねぎ麹と香味野菜の味噌汁」
連載コラム・レシピ監修:ローフードマイスター都田恵理子
〈BETTER NATURAL RECIPES〉RAW FOOD編
RAW FOODとは?
生の食材の栄養素を壊さずに、酵素、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などを効率よく摂る酵素栄養学を基本とし、消化よりも代謝に意識を向ける食事法。非加熱の調理(48度以上の加熱処理をしない、カットする、和えるなど)により、野菜中心で、基本的に精製された加工食材、肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一つ。美容と健康の分野で、季節を感じる豊かな食事としても注目を浴びています。
タイトル:暑さと冷えに、香味野菜の味噌汁を一杯
7月は、日差しや気温が一気に強まり、体が季節に追いつかないと感じる方が多い時期です。
なんとなくだるい、疲れやすい、食欲が出ない…。そんな不調を感じていませんか?
実はこの時期、気温の上昇だけでなく、冷房による冷えや寒暖差も影響しています。体の中では自律神経がフル回転し、知らないうちに体力を消耗しているのです。
そんなときこそ、日々の食事で内側から整えることが大切です。
今日ご紹介するのは、「玉ねぎ麹と香味野菜の味噌汁」。
発酵の力と夏野菜の香りで、疲れた体をやさしく癒してくれます。
玉ねぎと麹を発酵させた玉ねぎ麹は、自然な甘みと旨みがあり、腸にうれしい働きも期待できます。出汁をとらなくても、味噌と合わせた風味で十分に深い味わいが出るのも嬉しいポイントです。
さらに、みょうが、しょうが、ねぎなどの香味野菜には、食をすすめ、消化を助ける作用があります。
冷たいものを摂ることが増える夏だからこそ、あたたかい味噌汁を習慣にすることで、体の中からじんわり温まり、冷え対策にもなります。
忙しい朝や、疲れて帰った夜にも、手軽に作れるこの味噌汁。夏バテ予防の一品として、ぜひ取り入れてみてくださいね。
【ポイント】
万能調味料と言われ、麹に塩を加えた発酵食品は、ローフードです。善玉菌の宝庫で、発酵の過程でビタミンB1、B2、B6、必須アミノ酸などのビタミン類が豊富。腸内環境を整え、アンチエイジング、美肌効果も期待できます。
今回使用した米麹は、蒸したお米に麹菌を繁殖させたものですが、甘みとまろやかさがあり、玉ねぎ麹にぴったりです。生麹と乾燥麹のどちらもご使用いただけます。
玉ねぎ麹は、コンソメの代わりにスープに入れたり、玉ねぎドレッシングも簡単にできます。
【材料 作りやすい量】
〈玉ねぎ麹〉約300g
玉ねぎ 200g
米麹(生でも乾燥でもOK) 70g
塩 25g
〈味噌汁〉カップ1杯
玉ねぎ麹 小さじ1
お好みの味噌 小さじ2
湯(約80℃)約150ml
みょうが、しょうが、ねぎなど 適量(薄切り)
【作り方】
〈玉ねぎ麹〉
1.米麹と塩をボウルに入れ、手でほぐしながらしっかり混ぜる。
2.1にすりおろした玉ねぎを入れてよく混ぜる。
3.清潔な容器に移し、蓋をして常温で保管する。
4.1日1回かき混ぜて、約3日間ほどしてコンソメのような香りがしたら出来上がり。
(冷蔵庫保存で2ヶ月)
〈味噌汁〉
1.カップに玉ねぎ麹、味噌を入れ、お湯を注いでよくかき混ぜる。
2.香味野菜を添える。
ローフードマイスター 都田恵理子
日本のパイオニアとされるオーガニック化粧品ブランドで10年間広報職を経験。
多忙による日々の体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。日本リビングビューティー協会 RAW FOODマイスター1級を取得。
現在はファッション誌などで、食&美容を専門に情報発信を手掛ける。
かんたんでおいしくできるレシピが好評。
Blog:https://madamefigaro.jp/author/member/eriko-miyakoda.html
Instagram:erikomiyakoda