記事: 梅雨時期の胃腸ケアに、「胡桃とりんごのデトックスサラダ」
梅雨時期の胃腸ケアに、「胡桃とりんごのデトックスサラダ」
ローフードマイスター都田恵理子さんによる連載コラム/レシピ監修
今回のテーマは、梅雨時期の胃腸ケアに、「胡桃とりんごのデトックスサラダ」
〈BETTER NATURAL RECIPES〉RAW FOOD編
RAW FOODとは?
生の食材の栄養素を壊さずに、酵素、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などを効率よく摂る酵素栄養学を基本とし、消化よりも代謝に意識を向ける食事法。非加熱の調理(48度以上の加熱処理をしない、カットする、和えるなど)により、野菜中心で、基本的に精製された加工食材、肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一つ。美容と健康の分野で、季節を感じる豊かな食事としても注目を浴びています。
タイトル:温性の食材で腸をうるおしつつ、“巡り”をサポート
梅雨から夏にかけて、冷たい飲み物や食べもの、エアコンなどで、知らず知らずのうちに体の内側が冷えていることがありませんか?
実は私自身、以前、夏に冷たいものばかり口にしていたせいか、胃腸の調子を崩してしまったことがありました。食欲が落ちて、なんとなく毎日体がだるくて辛い。そのときに意識しはじめたのが「体を冷やさない食材」と「消化を助ける食事」でした。
体を温める素材を選んで“冷えすぎない工夫”をすることで、少しずつ調子が戻っていったのをよく覚えています。
今回は、そんな経験から生まれた「温める」「巡らせる」をポイントにした夏におすすめのレシピです。胡桃のコクとりんごの優しい甘みが絶妙に合うところも魅力です。
【ポイント】
腸の働きをサポートする良質な脂肪と食物繊維とを取り入れた今回のレシピには、仕上げにスパイスを加えるという、もう一つの特徴があります。
クローブやナツメグは、ほんの少し加えるだけで体がじんわりと温まり、内臓の働きが助けられる効果が期待できます。この「巡りを助けるスパイスの力」を取り入れるだけで、胃腸への負担がずいぶん変わりますよ。
【材料 1人分】
胡桃 大さじ1
りんご 1/2(芯と種をとる)
セロリ(茎) 5cm
レモン果汁 1/4個
レーズン 大さじ1
クローブパウダー ひとつまみ
ナツメグパウダー ひとつまみ
胡椒 ひとつまみ
〈飾り用〉
レタス、チコリなどの葉野菜
【作り方】
1.胡桃を5mm程度に刻む。
2.りんごとセロリを角切りの食べやすい大きさに切る。
3.ボウルに(1)(2)を入れ、レモン汁を絞り軽く和える。
4.レーズン、クローブパウダー、ナツメググパウダー、胡椒を加えてよく和える。
5.葉野菜の上に盛り付けて出来上がり。
ローフードマイスター 都田恵理子
日本のパイオニアとされるオーガニック化粧品ブランドで10年間広報職を経験。
多忙による日々の体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。日本リビングビューティー協会 RAW FOODマイスター1級を取得。
現在はファッション誌などで、食&美容を専門に情報発信を手掛ける。
かんたんでおいしくできるレシピが好評。
Blog:https://madamefigaro.jp/author/member/eriko-miyakoda.html
Instagram:erikomiyakoda